【タネル新潟秋葉店より】
タネルでは自然と共存する暮らしをテーマに
毎月様々なワークショップを開催致します。
9月24日(土)にKIYA DESIGN 成川潤さんによる
カトラリー作りのワークショップが新潟秋葉店で行われました。
カトラリー作りのワークショップは
今までで最長の3時間!
長時間にわたり彫刻刀や刃物で削る作業でした。
スプーン・フォーク・バターナイフ・豆皿の中から
お好きなものを1点選んで作っていただきました。
最初はある程度、成川さんに木の切れ端から
カトラリーの原型まで作ってあるものを
持ってきていただき、
私たちは細かいカーブや丸み、薄さを
彫刻等やナイフで形作っていく作業です。
見守っているスタッフは手を怪我しないかや
ひたすら削る作業で楽しんでいただけているのかなど
ハラハラしていましたがそんなスタッフの心配をよそに
参加していただいた皆様はすごく夢中に取り組んで
頂けたみたいでした。
彫刻刀やナイフで形作ったら、あとはデコボコしている所を
ヤスリで滑らかにしていきます。
最後はくるみオイルを塗って仕上げ。
くるみオイルを塗ることで、油がつきにくくなったり
木がもろくなるのを防ぐそうです。
お家のカトラリーなどもサラダ油でも良いので
塗ってあげると良いそうですよ。
素敵なカトラリーを作っている方は全国にたくさん
いらっしゃいますが、その中でも
木のこと、森の事を考えて
ご自身で森を手入れしながら
モノづくりをされている方は本当に稀です。
最初は森林組合で働いていらっしゃった成川さん。
そこで「植林・草刈り・間伐・枝落とし・主伐・雪で倒れた木を起こす雪起こし」
などの林業を学びました。
その後は、家具屋さんや薪ストーブ屋さんに転職後、
KIYA DESIGNを立ち上げました。
過去に1度、人の手が加わわった森は自然のサイクル
に戻るまで人の手を加え続けなければいけません。
モノつくりや講演活動、今日のようなワークショップなどを通して
荒廃した日本の里山を伝える成川さん。
里山がすぐそこにある秋葉区ですが
恵まれた環境で育ってきたことに
近すぎて見落としていたモノもあったように思いました。
参加していただいた皆様、
成川潤さんありがとうございました。